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 ♪ 鹿児島 太平 ♪

Author: ♪ 鹿児島 太平 ♪
  ☆・・・★・・・☆・・・★・・・☆  卒業後中間点京都で会っていた友。何かに誘われるように、それがとても貴重であった。それぞれ仕事と家庭と忙しなく会えぬ時も長かった。その後、友は千キロ先の南の地に下った。が、運よく、出張、研修が二人の距離をまた縮めた。「やーTooru」(^0^)  「よー太平」(^_^)



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∞ 朋友コミュニケ (^Q^)
鹿児島と江戸下町に住む朋友とその仲間たちの記録 (若い奴よりもギラギラ耀いて、金持ちよりも優雅に、躓き後悔多々あれど、友よ、仲間たちよ、「萌え」・・♭・・♯・・ろ!)
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卒業式の一齣
「なめてんのか!このやろう・・・」

 卒業証書授与でのハプニングであった。

 静かな流れの中でその声は驚くほどとおり、式場が一瞬凍った。声は卒業生の中から起こったものであったが、在校生、父母、来賓は騒がないことが本日の役割と決めてか、何も無かったように式は厳かに進んだ。
 直後の学校長式辞で、校長が先ほどあった無分別なことへの謝意と今後の指導について異例なことではあったが語った。
 
 答辞はバリトンの響きが心地よい背の高い男子と、近所のスーちゃんであった。スーちゃんは、読み始める前から声が震えていた。替わりばんこに読む声がだんだん涙声になり、卒業生、父母の間からもすすり泣きが聞こえていた。音楽が盛んなわが在住の区らしく、クライマックスもまた飛び交う合唱であった。中央の指揮台に立った鶴のようにしなやかな少年の身体が天空に遊ぶごとく大きく美しく流れ、卒業式は終わった。

 数年前から近くの公園で卒業生たちが互いに別れを惜しみ写真を撮り合うのが決まりで、カメラマン父母の一人としてシャッターをきった。先日の合唱で金賞を射止めた1組は、その余韻が続いてかここでもクラス一団となって、青空の下、得意のクレッシエンドを高らかに歌い上げた。3組は円陣を組み、15歳の少年少女が持つ耀さを発散していた。2組は、まとまらないのか乗り遅れたのか、語らいと別れを惜しむそれぞれの顔があった。

 家に戻り、先ほどのハプニングについてカミさんに話を向けると、

 「どう思う?怒鳴った子は偉いと私は思うけど」
 「・・・・・・」

 暫し私はその意味がわからなかった。

 目立たぬように長女の卒業証書授与を望遠カメラで狙っていて、何が起こっていたのかわからなかったのである。卒業生の男子が乱暴な言葉を吐いた。私が気づいていたのはそれだけであった。だから、校長の謝意が異例と感じたのであったが、真相は違っていた。

 長女の前の前の女子が卒業証書授与後壇上で証書を幾つもに破き、それを撒き散らした。その行為に対して、咄嗟に叫ぶ男子がいたのであった。長女が証書を授与され壇上を降りたところ、千切れた紙片がまだ無残に散らばっていたとのこと。
 カミさんが付け加えた「ニュースになっちゃうかな」と言う意味が初めてわかった。

 「アフリカに小学校を建てたい」

 昨日見た卒業記念文集の記憶にあった一卒業生のIFシリーズ「生まれ変わるならどうしたい??」の文言である。そして、卒業証書を捨て去り式場をそのまま後にした少女の文言でもある。
 2年のとき、日本語で充分に表現できない母親に代わって父親が学校に来たという。それは、いじめがあったからだと。
 先ほど公園で父母が何気無くカミさんと話していた、有名都立T高校に受かった生徒が女子で、以前聞いていたこの話が女子であったことも始めて一致したことであった。

 彼女は、ずーと休んでいたとのことであった。内申書をもらった翌日から。

 ハプニングではあったが、「なめてんのか!このやろう・・・」は熱かったのだろう。3年2組だけが、なにか卒業式の日に一団となれなかったのかもしれないが、長女から「夕飯皆と食べに行くかもしれない」というメールの後、「やはり行く」という楽しそうな電話が入った。

 「了解。いっぱい楽しんでこい」
☆・・・ 太平

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